おもいやり

第1話 おもいやり(1)

 私は八人兄姉の末っ子である。過日、老境著しい兄姉と揃って温泉旅行に出かけた。  興に乗り「何がしたかった?」の問いに、間を置かず、異口同音に「一人暮らしッ」の答えがかえってきた。  そういえば、朝から晩まで、夜さえ一人 […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
おもいやり
続きを読む
第2話 おもいやり(2)

 かたわらの小さな漢字辞典を取って、何げなく「おもう」という言葉を引いてみた。あるある「思・念・惟・想・意・憶・懐・情」これみんな「おもう」という事で、大きな辞書を開けばもっとあるに違いない。  これには少なからず驚かさ […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
おもいやり
続きを読む
第7話 おかげさま(2)

 1995年(平成7年)は、日本におけるボランティア元年という方がいる。  あの恐ろしくも痛ましい、阪神大地震災害の起こった年である。あの日を境に、全国より被災地に対する援助の手がさしのべられ、たくさんの方々が現地へ駆け […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
おもいやり
続きを読む
第11話 知識と智恵[慧](3)

 「毒箭(どくせん)を抜かずして空(むな)しく来処を問わざれ」この言葉は、弘法大師が比叡山の最澄上人(伝教大師)から『理趣釈経』という密教経典の借用を書面で依頼されたのに対し、断りの返書をしたためた中で述べられたものであ […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
お釈迦様おもいやり
続きを読む
第12話 相互互助

 仏教の教義が普遍し、実生活の中に生かされ、日本人の生き方の実践的知慧として、日常で定着したものに「互助」がある。  これは共生する者が考えた、合理的な精神に支えられた、頼りがいのある知慧である。しかし近ごろの社会生活に […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
道徳・信仰生きかたおもいやり
続きを読む
第14話 入室禁止-愛語I-

 お寺というのは、パブリックスペースとプライベートスペースの区別がついていません。ですから、檀家さんが「こんにちは、いるかい?」とガラリと開けるのは、玄関にあらず、廊下を歩いてきた突き当たりにある台所の戸なんです。  で […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
おもいやり
続きを読む
第34話 上手な断り方

 私は、道徳の公開講座「心をどう育てる」の講演の前に、4年生の公開授業を見学した。どの授業を見学しても良かったのだが、「上手な断り方」というタイトルが印象に残ったからだ。 何故か?私の親は「お前は言い方も態度もぶっきらぼ […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
人付き合い道徳・信仰おもいやり
続きを読む
第37話 悩みを解決しようとする人よりも

 今回も頂戴したお題をもとに話を進めていきます。  8年ほどまえに、お坊さん向けの「ウツ病」の勉強会に出たことがあります。社会でウツ病が問題になり始めた頃でした。そうでないと、ウツ病の人を単に「暗い性格」くらいに思って、 […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
おもいやり
続きを読む
第42話 元気な理由-愛語II-

 前回言葉の話題がでたので、今回は愛語(その2)でいきます。  久しぶりに会った人に「やあ、元気だった?」と聞かれたら何と答えるだろう。 「はい」とだけ答えてはいけない。仏教徒は、というより日本人は「はい、おかげさまで」 […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
おもいやり
続きを読む
第61話 ショートケーキを二人でどうやって分ける?

 仏教についてとてもわかりやすく解説してくれている人に、ひろさちやさんがいる。そのひろさんの講演で、10年前に聞いた話からスタートです。  ここにジュースのビンと空のコップがある。さて、このジュースをABの2人で文句無く […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
仏教用語生きかたおもいやり
続きを読む
第62話 智恵と智慧(ちえ)

 今回はまず、知と智、恵と慧、の違いから。漢和辞典によると“知”と区別して、おもにすぐれた知力の場合に使われるのが“智”だとあります。そして“恵”と“慧”は、“恵”が文字通り、ものをいつくしんだり、めぐむ力なのに対して、 […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
生きかたおもいやり
続きを読む
第88話 雑巾がけと、ハタキかけ

 群馬県の赤城山の麓に金剛寺というお寺がある。住職の志田洋遠さんは子供会を30年近くもやっている。5年前、この住職から面白い話を聞いた。  夏なのに、冬休みの話で恐縮だが、冬休みの子供会は、まず本堂の掃除からはじまるそう […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
仏教用語おもいやり
続きを読む
第119話 人の為と書いて偽?!

 偽善の偽である。“いつわり”だ。人の為というこの漢字を作った人も、その使用を認めた人も、世の中の「人のためと言いながら、自分の利益ばかり考えているニセモノ」をずいぶん見聞き、そして体験したんだろうなあと思う。私にはそん […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
親子おもいやり
続きを読む
第130話 子は親の鏡?

 reikoさんからのお題に、私が勝手に「?」をつけました。 さて、広辞苑の【鏡】(キョウ)には、手本になるものという意味があります。だからこそ “親は子供の手本となるべき存在ですよ”なる意味で、親は子供の鏡といわれたり […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
親子おもいやり
続きを読む
第149話 八方ふさがり人生からの脱出

 世の中には、これだけのことをすればこれだけの見返りがあるだろうと、熱心にやる人がいる。昇給目指して頑張る、サラリーアップを期待して張りきる、褒めてもらおうと躍起になる。ところがその見返りは期待通りにくるものではない。仮 […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
生きかたおもいやり
続きを読む
第152話 誰ぞ知る、あんたが汚したんじゃないことを

 前回は、宿のお風呂場でスリッパをどう脱ぐかということを、否、きちんと脱げないからこその修行なんだということを書きました。 次に使う人の身になってスリッパを脱ぐ。掃除する人の身になってゴミを散らかさない。このように相手の […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
失敗から学ぶ道徳・信仰おもいやり
続きを読む
第156話 正直であること

 私が“青春の応援団長”と呼んでいる若者がいる。ギブソンのギターをドがつくほど太い音で弾く。歌詞に込められた思いを、表情ゆたかに精一杯に歌いあげる。大阪箕面在住のシンガー・ソング・ライター――森源太である。 森源太公式サ […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
生きかたおもいやり
続きを読む
第181話 アブナカッタ……

 ある檀家さんがご両親の23回忌の法事の打ち合わせに来た時に「ちょっとお願いがあるんだけど」と少し言いにくそうに言った。「何ですか」「実は、ちょっとお骨のことで気になってることがあってね」「へえ、どんなことです」「うちの […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
菩提寺お墓参りおもいやり
続きを読む
第185話 重心と前向き

 ツルちゃんの「誕生というのは、どう考えても前向きな現象でしょ」という一言(詳しくは前回「第184話 前向きと重心」をお読みください。2分で読めますから)を聞いて、私はお世話になった大ベテランのアナウンサー、村上正行さん […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
おもいやり話し方・考え方
続きを読む