お釈迦様
第46話 出会いII
えーと、最初にことわっておきますけど、このページは「出会い」とは銘打ってありますが、いわゆる「出会い系サイト」とは全然関係ありません(こうして文字数を無駄にしてるんだ……)。しかし、その手のサイトを利用したい人にこそ、 […]
第48話 引導を渡してやる!
さて、待ちに待ってたリクエストがきたので、今月はそれにお応えしてまいります。まずは白雪さんからの"引導を渡してやる!"です。 この言葉は「誘引化導」の略で、もともとは「仏の道へ誘い、引き込み、導いて、いい人に変化させ […]
第50話 ラッキーナンバー7 〔 II 〕
数には素数という、その数と1でしか割り切れないものがある。その中で最初に安定する数が3。その数に不思議さと神聖さを感じるのことを素数信仰……というのが前回の話(なんだ、こんな簡単なことに600字も使ったのか……)。 そ […]
第55話 ジョークかくあるべし
はやしゆうさんとの出会いは、ありがたい縁だと思う。デザイン・フェスタで通路を挟んで向こう側にいたのだ。彼女の作品はご覧の通り。形容の仕方がよく分からない。オヤジギャグをここまで昇華させれば、作品がメッセージ性を持ち、もう […]
第80話 オシャカとオダブツ
久しぶりにみみなちゃんからリクエストがきた(もう中学生だっけ?)。「オシャカになるって仏教語ですか?」というものだ。これは、物づくりをする人たちのあいだで使われていた言葉です。不良品やこわれちゃったものを「オシャカにな […]
第90話 お盆が2回のわけ
みみなさんから「どうしてお盆は、7月と8月の2回あるんですか」という質問的お題をいただきました。多くの大人は何となくしかわかっていないと思えるので、いい機会だからここで一回書いておきます。 でも、これには3つのポイント […]
第100話 ほら、あなたの隣にも
おお、記念すべき、100回目だぁ!そこで、今回はみなさんのおかげでここまできたので、質問に答える形で進めます。福岡の高鍋さんから「仏教で33って数字をよく見るけど、どんな意味があるの?」という質問をいただきました。では […]
第111話 困ってるんです
今年の1月下旬のことである。知り合いのお寺から、ウキウキするような相談があった。32歳の女性ダンサーのTさんが、京都でお坊さんのお経を聞いて鳥肌がたつほど感激。しかれば、そのお経で踊ってみたい!すでに京都で2回の公演を […]
第127話 盲目の尊敬
森鴎外の短編に、破天荒な言動をする二人の僧侶と、その二人が文殊菩薩と普賢菩薩の生まれ変わりだと聞かされて会いに行く人物を、ユーモラスに描いた『寒山拾得』がある。鴎外はこの作品の中で、物語をあえて中断して、話の流れをスム […]
第128話 何のための超能力
お寺の本堂へ行くと、お堂の軒下や、廊下に座っている、頭がツルツルのお坊さんの像と出くわすことがある。通称“なで仏”“お賓頭廬(びんずる)さん”として親しまれている。この方は、お釈迦さまの弟子の一人、つまりインド人で、正 […]
第145話 後ろ髪、引くに引かれぬ坊主の頭
ここ5年ほどで、以前は頭だったところが額になってきた。これだけ私がお茶目な表現をしているのに、檀家さんは「住職もずいぶんはげ上がってきたなあ」とストレートに冷やかす。短くても髪の毛があるから、頭髪前線の後退が一目瞭然な […]
第166話 比べちゃ、ヤーヨ
何か人と違ったことをやろうとすると、親たちは言う。「他の人を見てごらん。そんなことをしている人はいないだろ」 そして、子供が「だって○○さんもやっているよ」と言うと、同じ親が言う。「人は人、あなたはあなた。どうして人 […]
第190話 ユーモアで包んじゃえ!
仏教とユーモアがどう繋がるのか、どんな具合に絡むのか……。確かなことは言えません。 お釈迦さまや弘法大師、他の祖師方の記述や伝記の中にユーモアや冗談を言ったという記録を見いだすことはなかなかできないようです。一休さんや […]
第193話 今夜は静かだね
どういうわけか、お寺の横の道を車が通らない夜がある。そんな時、ふとつぶやく。「今夜は静かだね。まるでお正月みたいだ」 何のめぐり合わせか誰も夜テレビをつけない日がある。どうしても見たい番組などそうあるものではないから […]
第194話 芳彦流お釈迦さまご一代
インド北部、シャカ国(日本で言えば千葉県くらいだったらしい)で一人の王子が誕生したのが、今から約2500年前。名前をゴータマ・シッダールタ、後のお釈迦さまである。 残念ながら産みの親である母さん(マヤ)は、ゴータマを生 […]