社会問題

第38話 今を生きるI

 今様に表現すると、トレンドと言うらしいが、高校生やそれに準ずる若者の行動には、とても危ういものを感じる。  殊にもう一昔前からの流行か、あのルーズソックスというのも、自分を主張するために、ほんの少数や個人がファッション […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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人付き合い社会問題
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第39話 今を生きるII

 戦後の生活環境と所得の向上は、個々に持ち家に住むという願望を実現し、大家族から核家族へという社会現象が生まれ、家族がこれまた個々に部屋を持つという文化に発展し、間取りに合わせたのか、少子化という現実が起こった。それに伴 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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親子社会問題
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第41話 今を生きるIV

 群れて街を謳歌する若者や、疎外されたり、独りに閉じこもって、自分だけの部屋でこの時を生きている若者の危うい青春は、それぞれに今を過ごしているわけだが、二度とないとても大切な時を無駄にして、極めて狭い社会でもがいているよ […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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社会問題
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第43話 理解できない「日本人」の変

 昨年の夏から常勤職を得て、朝食をかっ込み、自転車に飛び乗り(自坊からJRの駅までの道のりには私鉄の踏切を2回渡るため)回り路で駅に捷り、ラッシュに揺られている。  家を飛び出した瞬間から「何だ!?」と、腹が立ち始める。 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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社会問題
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第94話 現代葬儀事情I

 多分反論もあろうと思うが、葬儀についての事情を申し述べる。  今世紀の半ばには、3人に1人は65才以上という。ということは、廻り中(私を含めて)年寄りだらけ、どんなに長生きしたって、極近にはみぃ~んな彼方へ逝くわけで、 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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仏教用語葬儀社会問題
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第95話 現代葬儀事情II

 現代の社会問題の要因は、全てとは言えないが、かなりの比重で本来の姿が「見えなくなった」ことにあると思っている。  葬儀もそうで、「葬式仏教」という嘲笑も含めた、問題視される昨今のお寺を取り巻く風評も、葬儀の正しい姿が「 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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葬儀社会問題仏教用語
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第96話 現代葬儀事情III

 葬儀に、ご馳走を振舞うようになったのは、いつ頃からだろう。多分、住宅事情が変わって、一戸建てのマイホームを持てるようになった頃で、個人尊重(プライバシー)を理由に、家族も自分一人の部屋を持つ事が、当たり前になった時代で […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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仏教用語葬儀社会問題
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第97話 現代葬儀事情IV

 親族や同朋や近隣が、相互互助の分かち合いの精神で営まれていた祭事は、業者と呼ばれる商売の専門家によって運営されるようになり、本来の姿を見えなくするほどにその意識や形式は、過激に変化を遂げた。  元々業者は存在したが、彼 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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葬儀社会問題仏教用語
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第98話 現代葬儀事情V

 科学や文明の発達は、生活や習慣をより良く変えたが、時には残酷な様も呈する。  臨終の有り様もそうで、死の瞬間は肉親や親族の励ましと慟哭の看取り場であったが、蘇生を重視する現代医学では、最後まで治療を施し、馬乗りになる人 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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仏教用語葬儀社会問題
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第99話 神仏を崇めぬ者I

 現代の日本は、何処か変である。  それが此処だと具体的に指摘できないほど、社会の全ての分野に及び、畢竟民族性の主張の「あいまい」さにその因が伺える。  予てより、昭和20(1945)年8月15日が、日本人の心を失った日 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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社会問題日本文化・伝統
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第11話 関係ねえよ!

 地下鉄でホームを下りたら、ジベタリアンと呼ばれる種族の一人に出会った。 服装が女子高校生だからコギャルのジベタリアンである。さぞやお尻が冷たかろうと思うと、昨今毛糸のパンツやら、紺パンと呼ばれる短パンもはいているのだそ […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
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人付き合い社会問題
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第35話 分からないとしておく勇気

 とっても切なく、やりきれない内容のメールをいただきました。飲酒運転の青年が起こした事故で14歳のお子さんを亡くされた、お母さんからです。運転していた青年も電柱に衝突して亡くなったそうです。 事故から1年7カ月。固く、冷 […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
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仏教用語生と死社会問題
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第77話 トラウマを克服する ―ジャンケン編―

 ジャズボーカリストのお豆さんからお題をいただいた。いわく「トラウマを克服する」である。お酒の席で同じことを尋ねられたら“トラは一休さんに、ウマは武豊さんに頼めば克服できますよ”と茶化すにちがいない……  さて、この題を […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
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ストレス社会問題
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第82話 霊のしわざ(霊感商法の手口)

 「私の友達がへんな宗教に入ってしまって……」と相談を受けることが年に何度もある。この場合の相談というのは、入信した本人を普通の世界に連れ戻したいというよりも、その友達のことをどう理解したらよいのかというものだ。 そこで […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
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生きかた社会問題
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第133話 Stay out of it

 今回はミケさんからの「ギャンブルで何か」というリクエストをうけて綴ってまいります。 ギャンブルと言えば、私にとってはパチンコ。大学生の頃、三時間ほど早めに家を出てパチンコ屋に入り、結局学校に行かなかったことは、一度や二 […]

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名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
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仏教用語社会問題
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第146話 無理やり好奇心

 11月12日(土曜)、長野市内で約2時間のお話を頼まれた。午後1時からだったが、折しも紅葉シーズン。朝東京を出て、2時間緊張しっぱなしで法話してから、渋滞の高速道路を5時間以上もかけて帰って翌日法事!……では身体がもた […]

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名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
人付き合い社会問題
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第162話 これじゃタマシイがかわいそう

 さて、今回は霊感商法の核心について書きます。一人でも多くの人が、恐喝詐欺の犠牲にならずに、しっかりと自分におこることを受け止めていただければ幸いです(今回初めて読む方は、まず、第159話「草葉の陰」~第161話「恐怖霊 […]

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名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
社会問題
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第163話 霊感商法の手口

 自分にとっての不都合の原因が思いつかない時、新聞折り込みの霊感商法のチラシ。「霊の障りは実在するのです。手遅れにならないうち早めの因縁鑑定を。鑑定料一件3,000円の安心料金」――もしやと思って電話をしてみる。概要を話 […]

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名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
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菩提寺社会問題
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第164話 トドのつまり

 今回の話は、魚のボラが成長するにつれて呼び名が変わり、最後にトドと呼ばれるな~んてことを書く訳ではありません。159話から進めてきた日本人の霊魂観念と、脅迫詐欺(霊感商法)がかたよった解釈の仏教語を使って皆さんの心を悩 […]

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名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
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道徳・信仰社会問題
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第165話 アイデンティティ

 さて、今回は「私は誰?何者?あなたとどう違うの?」というアイデンティティについてです。大辞林を引いて今回の内容に合致する解説を見てみると、  アイデンティティ(同一性)[identity]《哲》人間学・心理学で、人が時 […]

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名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
社会問題
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第172話 ギャッ!牛乳パックの買い方……

 今回は、高三の娘に誘われて行った、てんつくマン(改め軌保博光)のトークライブで身の程を知った話である。会場は約700人の人で一杯。  話の中で、彼は会場に向かって問いかけた。「この中で、牛乳パックを買う時に、棚の奥にあ […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話2
執筆年
2005-2007
法話タグ
生きかた社会問題
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