親子

第2話 お金とかあちゃん

「とうちゃん、かあちゃんとお金と、どっちがいい」「そりゃ、かあさんさ」ととうちゃんがいった。「一おく円でも」「うん」「百おく円でも」「かあちゃんはお金にかえられない」「ほんと」 かあちゃんとけんかして、おいだそうとしても […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
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仏教用語夫婦親子
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第3話 心の財テク

 ある弁護士さんから聞いた話です。こんな相談を受けて、弁護士さんはびっくりしたというのです。  夫93歳、妻88歳の老夫婦、夫の資産は10億円、子供はいない。共に兄弟姉妹がおり、夫が先に死亡した場合、財産は妻に四分の三、 […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
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夫婦親子遺産相続
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第8話 本当の親の愛はただ与えるだけ

 ほんとうの愛は相手からしるしを求めない。ただ与えるだけである。賢明な親は子供に愛を与えるだけである。ところが今日でも、「わしが苦労して働くのも。お前たちを養うためだ」などという父親に出くわすことがある。  親は子供に感 […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
親子
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第12話 人間みな平等

 人間は決して人間を差別してはならない。釈尊は当時のインドのバラモンを頂点とするクシャトリヤ、ヴァイシヤ、シュードラの四つの階級差別社会(カースト社会)をするどく批判され、 「四姓は平等であり、尊卑上下の差別などない」 […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
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親子差別
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第24話 人には、さまざまな死のとらえ方がある

 北里大学病院の坂上正道院長は、  「人には、さまざまな死のとらえ方がある」 といわれ、次のように、ある死の場面を語っておられる。  重度の奇形をもって生れてきた赤ちゃんが、生後間もなく息を引きとった。聴診器を当てる。す […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
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生と死親子
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第25話 心を育てなければ体はついていかない

 生まれたばかりの赤ちゃんは実によく泣きます。産声に始まる赤ちゃんの泣き声は、不快の表現であると言われています。  完全に保護されていた胎内から出てきて、音、光、においなど、あらゆる外界の刺激に対応しなければならないので […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
格言親子
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第28話 人間は本来、仏である

 子供がいたずらをして困るとよくいう。実は子供にはいたずらはないのである。端的にいって、子供の心は仏さまなのである。  ある父親が語った。ある時、よちよち歩きの子供が、いわゆるいたずらを始めた。やさしい父親がはじめて恐い […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
親子
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第32話 親孝行のすすめ

 百歳を超えたきんさん、ぎんさんが、このところマスコミに引っ張りダコで、アメリカのテレビにも紹介され、国際的に有名な“双子ばあさん”ということになっている。  百歳を超えるお年寄りはこれからも増え続け、2025年には2万 […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
親子介護長寿・高齢化社会
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第39話 人間の拝みあいと法の下の平等

 法華経の中に常不軽菩薩(じょうふきょうぼさつ)のことが説かれている。この菩薩はその名の通り、逢う人、見る人を拝んだ。そしてついに仏になったという。この人を拝み、人と人とが拝みあうということ、それを深く説き教えているのが […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
夫婦親子
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第42話 悪魔ちゃんは絶対いけない ─子供は仏さまからのさずかりもの─

 たいていの事には驚かなくなったわれわれだが、わが子に「悪魔」と名付けた親の出現にはいささか驚かされた。命名の正当性については、東京家裁八王子支部が結論を出したが、この命名の当否をめぐって議論がおこった。  私の名前、正 […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
親子差別
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第43話 老後の真の頼りは何か

 総務庁は「老人の生活と意識に関する国際比較調査」の結果を発表した。それによると、老人にとって「一番大切なもの」は「家族・子供」という点では各国共通。だが、「2番目に大切なもの」で、日本は「財産」との回答がトップで、「友 […]

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長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰親子
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第32話 崩壊した人間関係

 現代の社会問題の起因は「こころの荒廃」であると叫ばれて久しい。多分に被害妄想狂の類い過多で申し訳ないが、この荒廃ぶりは、単に政治や社会、教育の在り方の政策の欠陥を因とするきめつけは、あながち外れではないが、もっと根本的 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
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人付き合い夫婦親子
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第39話 今を生きるII

 戦後の生活環境と所得の向上は、個々に持ち家に住むという願望を実現し、大家族から核家族へという社会現象が生まれ、家族がこれまた個々に部屋を持つという文化に発展し、間取りに合わせたのか、少子化という現実が起こった。それに伴 […]

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菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
社会問題親子
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第18話 やることやった

 今回は、ちょっと身内の話を書きます。  父は72歳で7年前に亡くなりました。肝臓ガンでした。亡くなる3年ほど前のこと、体調が良くなかった父がボソッと私に言いました。「俺は、お前達(兄と私のこと)に認めてもらえないと、死 […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
生と死病気親子
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第19話 わたし、えらい?

 前回の父の発言と同じ頃――今年中学二年の娘が3歳のことです。 ある日の夕飯、まだ小さかった娘が食べ終わったのは、いつものように、家族の中で最後でした。家内はすでに洗い物を開始。私はお茶を飲みながら、娘の行動をウォッチン […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
親子生きかた
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第20話 四つのお願い

 他の人からほめられ、認められ、愛され、そして人の役にたちたいという人の根源的とも思える四つの願い――。私がこのコーナーお受けしたのも、考えて見れば、この四つの欲求を満たせてくれるに充分なものだったからでしょう。 ところ […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
仏教用語お墓参り親子
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第21話 いい人

 リクエストになかなかお応えできなくてすみませんでした。そこで、ここ数回はいただいたお題でいきます(今週はお釈迦さまの誕生日の週なので、後ろ髪引かれますが、坊主頭だから引ける髪もない……)。  今回の「いい人」では、いま […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
仏教用語親子
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第29話 誕生日

 ディズニー映画『不思議の国のアリス』で、私のお気に入りは「お茶会」のシーン。めったやたらとお茶をついでは飲み、こぼしてはつぐ、いかれ帽子屋の2人。「おめでとう!」と乾杯に力が入り過ぎて、カップをガチャンと割り、また、次 […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
親子格言
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第44話 駄目、駄目、レンズの目

 この春、幼稚園をやっている先輩のお坊さんから、なるほどと唸る話を聞いた。 「運動会で、ビデオカメラでわが子を撮る親がいるけどね。」「ええ、私も場所取りできないで、家内に怒られた……。」「自分の子供が競争している時に、わ […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
親子生きかた
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第63話 お尻に電気コードついてる?

 冬になると密蔵院では、本堂の檀家さんが座る椅子の足元に細長いホットカーペットを敷く(6枚まで連結できるスグレモノである)。エアコンよりずっと温かく感じるからだ。設定温度はダニをやっつけると書いてあるレッドゾーンの“高温 […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
季節(冬)親子
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第64話 ニクダイワニ?

 中学3年生になる娘とスーパーに買い物に行った。カゴを下げて通路をブラブラ。どこでもそうだが、特売品は棚にのせずに、通路に箱を積み上げて、派手なポップ字が踊っている。私はあまり缶詰は食べない(“鮭の中骨”は除く)。だから […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
親子話し方・考え方
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第67話 食べ物の好き嫌いと人の好き嫌い

 和という漢字は、穀物を表す禾偏(のぎへん)と、食べることを意味する口からできている。つまり、なごやかなのはご飯を食べてる時なのよ、と中国人は知っていた。だから、ご飯はなるべく家族そろって食べましょう!  さて、人には食 […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
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人付き合い親子
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第74話 皆に好かれる人よりも…

 4月1日に、東京のお寺さんが経営している幼稚園、保育園の新任の先生たちの研修会で、講演と写仏実技の講師を勤めた。  写仏というのは、仏さまを和紙にトレースするひとつの修行だ。しっかりしたものを描こうとすれば、普通で2時 […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
親子仏教用語昔話・民話
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第75話 勘違い親孝行その1

 大学卒業後にすぐ、栃木県の私立の商業高校の英語の教師を1年やった(1年だからやったうちには入らないけどね)。  ヤンチャな子供たちに人間への不信感をつのらせ、父の具合も良くなかった(肝硬変だった)ので、お寺の仕事を手伝 […]

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名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
葬儀親子
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第76話 勘違い親孝行その2

 高校のヤンチャな生徒相手に翻弄され、ある意味で挫折し、23歳で東京の実家に戻った私は、ルンルン気分だった。ガールフレンドといつでも会えるようになったからだ。  その彼女と25歳で結婚した。彼女の歳は書かないでおく(ヒン […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
夫婦親子
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