道徳・信仰

第68話 死とは生の終点ではない。いつも生と一緒。

 アメリカの未来学者ハーマン・カーンは、「二十一世紀に最も求められる職種はフィロソファーである」と言いました。フィロソファーは日本では哲学者のことですが、アメリカではもっと軽く、「ものを考える人」又は、「ものを考えること […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰生と死
続きを読む
第70話 “おばあちゃん”のすること

 これはある一家のお話です。夫婦共稼ぎの両親と、中学生のお嬢さん、それにご主人の母親という、ごくふつうの家庭です。  中学生のチーちゃんは、毎朝、仏壇にお線香を立て手を合わせ、それから朝食をとって学校へ行きます。誰に強制 […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第72話 ちひろ大明神

 先日ある地方新聞に「霊験あらたか“孫のお守り”」という次のような投書が掲載されました。  『私に“ちひろ”という孫がいます。その子が中学生だった頃に、私が二度目のノドの手術をしなくてはならなくなり、娘たちが病院まで車で […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
病気道徳・信仰
続きを読む
第73話 拝む子に悪い子なし

「篤く三宝を敬へ、三宝とは仏法僧なり =中略= 何れの世、何れの人か、この法を貴ばざらん。人ははなはだ悪しきもの鮮(すくな)し、能く教うるをもて従う言々」聖徳太子  近年とみに青少年の非行問題が取り上げられます。殊に非行 […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第80話 別れのときは必ずくる

 人間が死ななければならないものである限り、死を忘れ過ぎた生活が人間に深い幸福をもたらすとは思われません。そこで、宗教的生き方というものが非常に重要になるのです。宗教的生き方の極意ともいえるものは、死と対面することによっ […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰生と死生きかた
続きを読む
第81話 仏の教は脳死をもって人の死と認めない

 政府の「臨時脳死及び臓器移植調査会」は去る6月14日、中間意見をまとめてこれを発表した。様々な意見や論議が日に日に高まっているので、今回はこれを取り上げてみる。  中間意見の内容は、脳死を人の死とし、臓器移植を基本的に […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰生と死
続きを読む
第83話 素直な心

 あなたは自分の非を人に注意され、それを素直に認められずに後で恥ずかしい思いをしたという経験はありませんか。  先日、私がタバコを買いに出かけた時のことです。くわえタバコで歩いていた私は、タバコ屋の前で、何気なくタバコを […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
失敗から学ぶ道徳・信仰
続きを読む
第85話 日常の心掛け

 ある夜のことです。自転車に乗って信号待ちをしている私の横に、いかにも先を急いでいると見受けられる急ぎ足の親子が並びました。左右をジッと見ていた母親が、「車は来ないから、さっと渡ってしまうネ」 といい置いて、おぶっている […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第96話 老年期は人間形成が頂点である

 敬老の日を前に、9月12日厚生省は平成元年の全国高齢者名簿(長寿者番付)を発表した。それによると9月30日までに百歳以上になる長寿者は、前年名簿より400人増えて、3078人(海外在留邦人を除く)となり、初めて3000 […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰生と死長寿・高齢化社会
続きを読む
第99話 普通の人

 山を登る時、あせってどんどん登る人がいます。初めのうちは、人よりも一歩も二歩も先に立ち、元気いっぱい得意げに登っていますが、やがて疲れが際立って、休む回数が多くなり、後から倦まずたゆまず登ってきた人が追い越して行ったり […]

法話カテゴリ
長谷川正徳のちょっといい話
執筆年
1999-2000
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第5話 こころの洗濯

 お寺や神社で賽銭箱に向かって、コインを投げ入れ、思いつくだけの願い事をしている人がいる。あれは本当に効き目があって、願い事も叶うのだろうか?  チャリンと一個投げ入れて、すぐに願いが叶うとしたら、本当の所安すぎるし、本 […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第8話 おかげさま(3)

 世界の宗教は数に限りは無いが、身近な宗教で対照的に言われるのは、やはり「仏教」と「キリスト教」であろう。どちらも会派はこれまた限りが無いくらいだが、二教の、その根本的教義によって立つべきことと、めざす心構えを、一言で述 […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
仏教用語道徳・信仰
続きを読む
第12話 相互互助

 仏教の教義が普遍し、実生活の中に生かされ、日本人の生き方の実践的知慧として、日常で定着したものに「互助」がある。  これは共生する者が考えた、合理的な精神に支えられた、頼りがいのある知慧である。しかし近ごろの社会生活に […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
道徳・信仰生きかたおもいやり
続きを読む
第20話 バーミヤンの大仏破壊

 世界的な文化遺産であるアフガニスタンのバーミヤンにある仏教遺跡が破壊された。 その模様はテレビや写真でしか伺い知れないが、砂ぼこりを巻き上げた爆破の瞬間は、眼を覆う有り様で、大石仏は全壊と言ってよいほどに無残に腰から下 […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第27話 冥界の鏡

 世の中、人知れず隠れて犯した罪や社会悪を、一体誰が明快に裁くのだろう。  例えば、戦後の幾つかの疑獄事件である。  完全に有罪でありながら、その金銭の受け渡しが、確かな犯罪としての証拠を提供できない場合は、彼らに有罪の […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第48話 平和への祈り

 米国の、テロ組織やタリバン政権に対する軍事報復は、依然として過激に続いている。  被害も続出し、兵士は勿論一般民衆にも及んでいるらしい。兵士も国民も、人間同士なのだから命の尊さには変わりは無い。  それは攻める側の米国 […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
道徳・信仰時事問題
続きを読む
第50話 仏教の主張

 『アメリカ同時多発テロについて』 「(略)テロは、自由と民主主義の敵であり、力を合わせてその再発を防止したいと願っておりますが、このたびのテロの根底にある宗教的信念が見え隠れしている報道に接し、問題の深さを感じます。私 […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
時事問題道徳・信仰
続きを読む
第100話 神仏を崇めぬ者II

 統計によると、無宗教と応える者が60%であるという。多分この答えの大半の者は、自らの宗教無知から自分は「無宗教主義者」と思い込んでいるに過ぎないと思う。  得てして、自称文化人に多く、宗教を持たないことが文化であると思 […]

法話カテゴリ
菅野秀浩のちょっといい話
執筆年
2000-2002
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第3話 もともとの色

 『オズの魔法使い』という映画があります。主人公の女の子ドロシーが、黄色のブロックの道(イエロー ブリック ロード)を歩いて、魔法の国オズに行く話です。主題歌の「オーバー ザ レインボー」も有名で、私が仲間と声明(しょう […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
季節(秋)道徳・信仰
続きを読む
第4話 May 元気 be with you!(元気とともにあらんことを)

 密蔵院の玄関には、フリーマーケット布教(略してフリマ布教。フリルのついたマントで布教することではありません)用の、額がたくさん飾ってあります。 先日のこと、近所に住む、密教好きのアメリカ人、サラさんがお茶のみにやってき […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第22話 モラルの原点

 森さんから「モラルの原点とは」のリクエストが来た。  日本語辞典で調べたら「道徳」とでた。さらに英英辞典には「行為の善悪の基準となる原理」だって(原文略)……ますます、難しい。悪の代表とされる殺人にしても、チャップリン […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
仏教用語道徳・信仰
続きを読む
第33話 道徳をどう説く?

 この1カ月の間に、4つの小学校で大人に話す機会がありました。道徳の公開講座として「心をどう育てる」という全然ウキウキしないメインタイトルでした。石原都知事が「心の東京改革」なるプランを出して、家庭、学校、地域で正義感、 […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第34話 上手な断り方

 私は、道徳の公開講座「心をどう育てる」の講演の前に、4年生の公開授業を見学した。どの授業を見学しても良かったのだが、「上手な断り方」というタイトルが印象に残ったからだ。 何故か?私の親は「お前は言い方も態度もぶっきらぼ […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
人付き合い道徳・信仰おもいやり
続きを読む
第47話 奇跡と運命

 平成6年秋にポルトガルで太鼓の林英哲(はやし えいてつ)さんと一緒に声明(しょうみょう)公演をやった。坊さん80人。3000人収容の会場は満員で、入れなくて文句を言う人が外に1000人いたらしい。夜10時にスタートした […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む
第83話 超ラッキー!

 高1の娘に何かの拍子に「これってスゲクない?」と若者言葉っぽく言ったら、高3と大2の伜が「お父さんのは、ただの茨城弁だよ」と言われて落ち込んだ……。私にはどこが違うのかわからないのだ。  さて、その子供たちが小学生の時 […]

法話カテゴリ
名取芳彦のちょっといい話
執筆年
2002-2004
法話タグ
道徳・信仰
続きを読む